林家三平さんの後任として笑点の新メンバーに大抜擢された桂宮治さん!
実は異色の経歴の持ち主で、元化粧品営業のトップセールスマン!
噺家になったのは30歳を過ぎてからなんだとか!
芸人さんといえば明るいイメージですが、小学生時代は不登校経験も。
今回は桂宮治さんがどのようにして笑点メンバーの座を勝ち取ったのかその経歴を徹底調査しました!
目次
桂宮治の経歴
- 本名:宮利之(みやとしゆき)
- 生年月日:1976年10月7日
- 年齢:45歳(2022年1月現在)
- 出身:東京都品川区武蔵小山
- 芸種:落語
- 階級:真打
- 所属:落語芸術協会
30歳で結婚し、その後結婚披露宴でまさかの退職宣言をした桂宮治さん!
その後桂宮治さんが落語の世界に入ったのは2008年2月、当時31歳の時でした。
スタートが遅かったため、貪欲に芸にのめり込み気付けば数々の賞を受賞!
- 2008年2月 落語家・桂伸治さんに弟子入り
- 2012年3月 二ツ目に昇進
- 2012年 NHK新人演芸大賞落語部門大賞
- 2013年 にっかん飛切落語会最優秀賞
- 2014年 前橋若手落語家選手権優勝
- 2014年 国立演芸場「花形演芸大賞」銀賞
- 2014年 にっかん飛切落語会最優秀賞(2年連続受賞)
- 2015年 第26回北とぴあ若手落語家共演会北トピア奨励賞
- 2015年 第2回高円寺エトアール寄席二ツ目グランプリ決定戦優勝
- 2021年2月 真打に昇進
- 2022年1月 笑点新メンバー入り
2021年2月には真打に昇進!
しかも春風亭昇太さん以来29年ぶりの5人抜きでの抜擢真打!
笑点の新メンバーに選ばれ、ますます知名度も人気も上がっていくであろう桂宮治さん。
そんな桂宮治さんの落語家人生になるまでの経歴を順にみてみましょう!
桂宮治の幼少期!不登校で家族団らんに憧れた子供時代
桂宮治さんは、東京都品川区にある飲食店を経営するご両親の元で4人姉弟の末っ子として生まれました。
歳の離れたお姉さんが3人いるそうです!
末っ子で男の子だったら大変に可愛がられたのかといえばそうでもなく…。
桂宮治さんが小学生の頃にお姉さんたちは高校生や社会人であまり構ってもらえなかったのだとか。
ご両親は、土日も夜もお仕事でお家にいることがあまりなく、いつも祖母と過ごしていた桂宮治さん。
だから、お店の定休日である火曜日に学校を休めば「両親と一緒に過ごせる!」と子供ながらに考えた結果、なんと登校拒否になってしまいました!
家にいる方が楽しかったそうです(笑)
人付き合いも嫌いだったそうで、
「学校に行くのが嫌で、疲れるじゃないですか、友達といると。
人間関係も構築しなくちゃいけないし。」
とインタビューで語っています!
意外ですよね!?
学校に行ったら行ったで楽しいそうなんですが、やはり家で両親と過ごす方が楽で楽しかったそう。
「家族団欒」に憧れて小学生時代は登校拒否の生活を送っていたんですね。
中学1年生頃になると、両親が離婚。
それがきっかけで桂宮治さんの登校拒否はなくなっていきました。
そして今度は皆勤賞を獲るほど学校に真面目に行き、中学3年生のときには生徒会長に選ばれる程人望が厚かった桂宮治さん。
振り幅がすごいですね!
そんな桂宮治さんは、現在3人のお子さんがいますが、
「時間があったら常に一緒にいること」
を意識しているそう。
なんでかというと、自分の子供時代に家族みんなと一緒に食事をするってことが無かったので。
だから僕が子供に依存してるんですよ、多分ね。
家族愛というのものに飢えているというか。
引用:落語DE九州
2022年1月24日に放送された『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ)で、妻・明日香さんは桂宮治さんの異常なまでの子供愛を暴露しています!
小学校もお見送りの域を超えて後をつけてもはやストーカー行為になっているそう(笑)
趣味は「子育て」と公言するほど家族愛に溢れている桂宮治さんなのでした!
桂宮治の経歴:化粧品会社営業NO.1へ
高校時代に舞台俳優に憧れ、卒業後は大学へは進学せず舞台俳優を目指しました。
しかし、全く才能の芽が現れず・・・
大手消費者金融3社から合計200万円ほど借金をして生活をしていたそう!
そんな折、先輩から大手化粧品会社のセールスの仕事を紹介されアルバイト感覚で始めたところ、才能が開花!
面白いように成績が上がり、20代の一般的なサラリーマンの倍の年収に!
いつしか役者の夢は諦め、社内業績1位として全国を飛び回るトップセールスマンに昇り詰めた桂宮治さん。
気付けば年収は1,000万円に!
これまた、すごい振り幅ですね!
ちなみにあれば使っちゃう豪遊タイプらしく、借金は利子分しか返せなかったようですよ(笑)
そんな豪遊生活の中出会ったのが、妻である明日香さん。
当時銀座でホステスをしていた2歳年上の明日香さんと付き合うようになりました。
この頃、明日香さんも舞台女優として活動をしていました。
桂宮治さんと同じ夢を持っていたこともあり、2人は馬が合ったんでしょうね。
明日香さんも、
「皆にすぐおごっちゃったり気前も良いし、この人と結婚したら幸せだなって」
と思っていたそうです。
ちなみに200万円の借金はどうなったかというと、明日香さんが家計管理をして1年半と経たないうちに完済!
そしていよいよ桂宮治さんと明日香さんは2007年に結婚!
結婚披露宴には250人もの人が招待され豪華で華やかな式に!
しかし、その結婚披露宴で桂宮治さんがまさかの「会社辞めます」宣言をしちゃうんです(笑)!
「とりあえず来年から(会社辞めて)別のことをやるかもしれないので。
すみませんが宜しくお願いします」
という桂宮治さんのスピーチに明日香さんも思わず、
「えっ!?」
と驚いたそうです!
当たり前ですよね?
親族や同僚が目の前にいる中、突然会社を辞めるなんて前代未聞です!
わたしが明日香さんの親だったら、大事な娘を大変な男に嫁がせてしまった!と後悔したと思います(笑)
桂宮治さんの言う「別のこと」がまさに「落語家」だったのです!
桂宮治の経歴:落語家に転身!
桂宮治さんはセールスマン時代に、接客用のトーク術を学ぶためにYouTubeで落語をたくさん観ていたんだとか。
特に桂枝雀師匠の「上燗屋(じょうかんや)」に衝撃を受け、何十回も観てその度に大笑い!
「人を笑わせて幸せにできる落語」というものに興味が湧き、「落語家になりたい」という思いが抑えきれなくなったそうです!
妻・明日香さんは、
「一回きりの人生なんだから、好きなことをすれば。」
と背中を押してくれ、結婚の翌年2008年2月に桂伸治師匠の弟子入りを許可され落語の世界へ。
本当に良いお嫁さんですよね!
稼ぎがほぼなくなった桂宮治さんの代わりに銀座でのホステス仕事を続け家計を支えてくれた明日香さん。
そして、2歳年上という年齢のこともあり入門から2年後の2010年に長女・和奏(わかな)ちゃんを出産。
このとき明日香さんは、
「自分はシングルマザーと思って、(夫も含めて家族を)食べさせていくぐらいの覚悟で働こうと思いました」
と決意し、本当に大変な日々を送ることになるのです。
- 産後2ヶ月で仕事復帰
- 月収3万円の極貧生活
- 貯金0の桂宮治さんに代わり、明日香さんの貯金を切り崩して生活
- 安くて栄養のある納豆と卵とネギさえあれば生きていけるように
- 昼間は1人で育児、夜は仕事で睡眠時間3時間
いや、こんな生活普通に考えて無理ですよね!
明日香さんもとうとう限界がきてしまい半年後には過労で倒れ、緊急入院!
銀座の仕事を辞めることになります。
それから2年経ち、桂宮治さんは異例の早さで、2012年3月に二ツ目に昇進!
その7ヶ月後には「NHK新人演芸大賞落語部門」で大賞に選ばれ、トントン拍子に仕事が舞い込むように!
そこからは少し安定した収入が得られるようになりました。
2017年9月4日放送の「結婚したら人生劇変!〇〇の妻たち』(TBS)の中で、寄席のギャラが月20万円ほどと答えられていました。
それにご贔屓さんが食事に連れて行ってくれたり、その時に御車代として1万円をいただいたりということが貴重な収入源となっているそう!
二ツ目に昇進後、2人子供を授かり、2022年1月現在は、
- 長女:和奏(わかな)2010年5月31日生まれ・11歳
- 次女:莉咲(りさき)2012年11月21日生まれ・9歳
- 長男:克利(かつとし)2015年6月24日生まれ・6歳
と3人の子育て真っ最中!
前述の通り、桂宮治さんの趣味は「子育て」で、「家族と戸越銀座を散歩」をよくしているんだとか!
3人の子供も育ち盛りなので、これまで以上に一生懸命落語に邁進し、数々の賞を受賞!
ついに2021年2月に先輩方5人を抜いての抜擢真打として選ばれました!
真打昇進の披露興行は、通常は一緒に真打になった同期と複数人で行うものですが、今回は桂宮治さん単独。披露目にかかる費用も複数人いると人数で割れるのですが、桂宮治さんは全部1人も待ち!
都内4ヵ所の寄席でおよそ40日続く披露興行の間、お世話になる方へのご祝儀や後輩への心づけ、日々の打ち上げ、パーティー……こういったものも全額自分持ち。
引用:婦人公論.JP
そこもやはり内助の功、妻・明日香さんがコツコツ貯金しておいてくれたおかげで、用意できたそうです!
そして真打になって翌年の2022年1月には笑点の新メンバーに代抜擢!
笑点のメンバーになれば、笑点の大喜利出演のギャラだけでなく、全国各地での営業のギャラが2、3倍はね上がるそう!
真打の寄席のギャラが多くても20万ほどらしいので、月40万〜60万ほどにはなる計算ですね!
まとめ
2022年笑点の新メンバーに選ばれた桂宮治さん!
桂宮治さんの経歴は落語家としては異色で、脱サラして31歳から落語の世界に!
大手化粧品会社で年収1,000万円のトップセールスマンだったのが月収3万円に!
家族団欒に憧れ小学生時代は登校拒否児だった過去も!
今では素敵な奥さんと3人の子供がいる家族愛溢れるお父さん!
これからの毎週日曜の大喜利でどう楽しませてくれるのか期待したいですね!
